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自律

 1月行く、2月逃げる、3月去ると言われるように、アッ!と言う間に過ぎていく3学期です。お別れが多いのもこの時期です。
 2月末日付けで日本に帰国されたお子様のお母様は、「先生に『泣かないで、お口でいってごらん。』と教えられ、親子共々日々の生活の中でそれを実践してきたことが親にとっても、子どもにとっても忘れられないことです。」と話されました。
 「泣かないで、お口でいってごらん」と一口に申しましても、そこに辿りつくまでに、まず、子どもに安心感をもっていただく作業があり、子どもが泣くときには保育士も同苦する場面が多々あります。お漏らしをして泣いている子がいるとその子を抱きかかえ同じように悲しみます。ぶつかって泣いている子がいるとその子を抱きかかえ同じように痛みます。次に、「泣かないで、お口でいってごらん」と誘い理由を話していただきます。そして、「大丈夫。お母様がお着替えをちゃんと貴方のために準備してくださっていますよ。これからは我慢しないでトイレにいきましょうね。」とか、「先生もそういうときがあったわ、痛かったわよう、園内では走らないようにしましょうね。」とか話すころには当人はもう笑顔に戻ってしまっています。
 一方、お友達が使っているおもちゃを「あのおもちゃがほしい~」とか、既にお席に座っているお友達に「この子はいや、あの子の側にすわりたい~」とか理不尽に泣きじゃくる子には同苦できません。大人に話すように理路整然と話し、その子がその子なりに心に準備ができ自律していけるよう忍耐強く指導していきます。
 日々の保育は、子どものなかにある無限の可能性をつかみ取り、引っ張り出す激しい作業です。それを、生き方を通して、人格的触発によっておこなっています。
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