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食べてみないと分からない

 11時30分「お父さん、お母さん、農家の方々いただきます。」と両手を合わしてご挨拶をしてからお昼の給食が始まります。先生方は1・2歳のちゅうりっぷ組さんの側に付き、食事の介助をします。ご飯を手でつかみお口に運ぶ子、小さなかわいい手のひらには、ご飯粒がいっぱいです。離乳食後のお子様は食材をどんなに細かく小さく切っていても舌触りの悪いものは“ぺっぺ!”とかわいいお口から出してしまいます。ご飯にスープをかけたり、スープの中にご飯を入れたりお遊びのようにして時間だけが過ぎていく子。自分で食べようとせず食べさせてくださるのを待っている子。一口食べると席を立って行こうとする子。そういう子たちが、数ヶ月もすると集中して、自力で完食してくださるようになります。この時期の食育の指導効果には目を見張るものがあります。
 そうこうしているうちに、3歳以上の子どもたちはお箸を使いながら完食、ヨーグルト、果物をいただき「ご馳走様でした。」とお礼を言って自分の使った食器を食器置きテーブルに片付け、洗面所で歯磨きをして、13時までお遊びをします。
 Lちゃんの座っているテーブルの下には3センチほどに切られた“さやいんげん”が数本落ちています。先生は「さあ、今日は誰の側でお昼ご飯をいただこうかしら」と言ってテーブルを見渡し、まだ完食のできていない子の側に席を取るのですが、その日は、Lちゃんの隣に座っている「Rちゃんの側にすわらせてくださいね」とRちゃんにお願いすると「いいよ」と言って半座を譲ってくださいました。Rちゃんとお話をしながらLちゃんのほうをみて「あら!Lちゃん!さやいんげんが好きなのね、一本も残ってないじゃない、すごーい!先生の一本あげるわ」とLちゃんのお皿に一本置きました。Lちゃんは「先生!お水下さい!」と言ってコップにお水をいれたし、好きでないものを食べるときの体制に入りました。先生が「よく噛むと甘くって美味しいわよねえ」と言うと、お友だちが「そうだよ!はじめは食べられなかったけど、おいしいんだよねえ~」と励ましてくださいました。さやいんげんの入ったLちゃんのお口が動き出し、そして「先生!おいしい!」と言い、「先生もういっぽんください!」と言うのです。7本召し上がって下さいました。先生方もお友だちも拍手をして「Lちゃん、すご~い!」と褒めました。
 連絡帳にこのことを記帳し、お家でも褒めてあげてくださいとお願いをしました。降園のとき、お迎えのお母様に話すと「これからは家の食卓にもさやいんげんを出します」とわが子の成長を喜んでくださいました。
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