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月見

  今年は、9月22日が中秋の名月でお月様が満月になります。園では一足先にお月見会をしました。壁面では、お月様の中で二匹のウサギがお餅をつき、三方にはお団子が盛り上がり、そばにはススキが生けられ、森の仲間たちは、月光の中でお遊びしています。そんな壁面を背景に、みんなで作ったお月見団子をほおばりながら、自分で茶せんを持ってシャカシャカと点てたお抹茶をいただきました。「おいし~い」、「あま~い」とか言いながら、ズルズルッと音を立てて飲みきってしまう子どもたち、お抹茶の香り、味を知っていただき日本の味覚を感じていただけたと思います。
  「月」について子どもたちに色々な思いをめぐらしていただきました。Yちゃんは「ウサちゃんが、おつきさんのなかで、あそんでいるの」と。Hちゃんは「ウサギをおもいだす、じゅうにひき、つきのうえでおもちついているの、だれかきたらたべさせてあげるの」と話してくださいましたので「誰かが来たらって、誰?」とたずねると「にんげん。でもね、Hはつきにいかないよ」、と。「どうして」、とたずねると、「つきはまるいから、あるいていくと、おちちゃうでしょう、おちるといたいから」、と話してくださいました。Mちゃんは、「ウサギさんたちおもちたべてるの、どうぶつにあげるの、Mはおつきさんにいかない」、と。子どもたちは、月に行くのを嫌がりました。地球から見る月と、月からみる地球について説明し、「落ちない」ということをみんなで話し合いました。
  一日が終わり窓を開けると、静かな大空に満月が静かに顔をだしています。世界中に別れて行ったお友達も見ているこの同じ月を眺めていると、お友達の声が、思いが込み上げてくるでしょう。そして「いいのよ、みんなちがっていいのよ、あなたはあなたでいいのよ」と、月の光が、優しく包み込んでくださいます。月の中からウサギさんが「さあ!おだんごをめしあがって、ゆうきをおだしなさい!」と言っているのがきこえてくるでしょう。秋の月の美しさに引き込まれながら、子どもたちは、自分の心の中に新しい宝物をみつけだすことでしょう。
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