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子は親の鏡

 19日火曜日の朝、子どもたちと一緒に八百屋に行き、大きなかぼちゃを2個買ってきました。子どもたちは、出入り口のお勘定場に居るおじさんに「ボンジュール」と挨拶をして入りました。四角錐に積み上げられた果物、きれいに切り揃え置かれたお野菜、縦横整列して並べられているサラダ菜類、「果物やお野菜を触らないように」との事前の注意を子どもたちは良く守り、販売人たちを安心させました。お目当ての大きなかぼちゃが地階から現れました。「すごーい!」、「おおきー!」と子どもたちは歓声を上げました。園に戻る途中も、宝物を得たように、子どもたちはワクワクと嬉しそうでした。
 次の日のお料理の時間に、かぼちゃのポタージュを作りました。先生の指導を聞いた後、準備されたかぼちゃをナイフで切ります。Aちゃんは、「きれた!みて!ちっちゃいよ」と小さく切れたかぼちゃを見せてくださいました。Rちゃんは、「ほらみて!おおきいの ちいさくするの」と。Mちゃんは、「いっぱーい、おおもり、Mかぼちゃだいすきー」と言いながら上手にナイフを前後に引いて細かく切ってくださいました。なかなか切れないTちゃんに、4歳のSちゃんは、「おっきすぎるねえ さいしょねえ こうすると きれるんだよ」と手でかぼちゃを持たないで、かぼちゃの上にナイフを置いてナイフのうえに手を置いて上から手でナイフを押して切ると切れやすいことをTちゃんに実演して教えてあげていました。「Sちゃん、すごいことしっているのね」と話すと「せんせい いつも ママつくるの おてつだいしてるの」と、ニコニコしながら自信を持って話してくださいました。15時30分、お迎えの時、Sちゃんのお母様にお尋ねいたしました。「教えてはいないのですが、私のするのを見ているのでしょうね」と、お母様は嬉しそうに話されました。
 ノーベル賞受賞者で、わが国の「教育改革国民会議」の座長を務められた江崎玲於奈氏は、「家庭教育が全ての教育の基本」と、認識することが大切であると強調しています。園をはじめとする学校教育は重要でありますが、それは重要な一部であって、家庭教育が全ての教育の根幹をなしているのです。家族はそれぞれ別々に存在しているのではなく、互いに深くかかわり合っているものです。「子は親の鏡」といわれますが、親が育てたようなやり方そのままに子どもも自分の子どもを育てていきます。家庭の崩壊が言われて久しいのですが、心豊かな平和と幸福な家庭を目指し、わが子に心と手を掛ける育児をしていきたいものです。
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