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スキーバカンス

 フランス現地校のスキーバカンスが2月11日から始まっています。集中し混乱を避ける為にAゾーンは2月11日から、Bゾーンは2月25日から、そして、パリはCゾーンの中にあり2月18日からそれぞれ2週間です。フランスには、4月復活祭の2週間休み、7・8月2ヶ月の夏休み、11月万聖節の2週間休み、12月クリスマスの2週間休み、2月スキーの2週間休みがあります。パリ日本人保育園幼稚園は、夏休み、冬休み、春休み、それぞれ2週間のお休みがあります。
 現地校のスキー休みのとき、スキーに出掛けないで日本語学習に力を入れる子は水曜日以外にも幼稚園に来て活動しています。卒園式を間近に控えた昨今では、さよならのことばを朗読したり、卒園児にメッセージを書いたり、毎日毎日日本語漬けになっています。二重国籍を持つこの子たちは2倍の努力をしているのです。体中で雪にまみれて、五感で季節を味わう貴重な体験をしているお友達と同じように、日本語に悩み、立ち向かい、苦労して勝ち越えていくなかで得られる充実感、幸福の実体を体験しています。
 フランス語環境ですので少し気を緩めると忘れていってしまいます。まえに読めて書けたのに「うん~」とひらがなの前で考えるJちゃん、ひらがなの一字一字を読んでいるのではなく、先生に読んでいただいた文を覚え、すらすらと発音しているLちゃん、子どもの一日の生活の中に日本語習得時間を組み入れてくださっているR家のSちゃんは日本語とまっすぐに向き合っている成果が園でも出ています。前半をお休みされてスキーに行ったSちゃんは「せんせい スキーきょうしつで このメダルを もらったの 2きゅうなんだよ 1.000メートルすべれるんだよ」と話しながらフランススキー学校の印のあるメダルを見せてくださいました。「Iも それ もってるよ」と、前半をお休みしてスキーに行ってきた3歳のIちゃんは、ハンガーに架かっているコートのポケットからメダルを出してきました。「これはね さいしょにもらうメダルで ころんだりするんだよ」と、Sちゃんが言うと「Iころばないよ」とIちゃんは元気に反論しました。SちゃんにもIちゃんにも、みんなでおめでとうの拍手を贈りました。
 目標に向かって邁進する子どもたち、「開けない道はない、敗れない壁はない、やればできる、やらなければできない」と、どんな地味な事でも真剣に取り組んでいくその姿はまぶしいです。そこに明日への希望を見いだします。
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