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連帯

 人間の生にとってかけがえのないものを一瞬にして奪い去った東日本大震災から1年が過ぎ、再び3月11日が巡りきました。東日本大震災に伴う巨大な津波、そして原発事故と、前触れもなく深刻な被害をもたらす突然襲いくる災害は、多くの人々の仕事や生きがいを奪い、尊厳ある生の土台を突き崩してしまいました。
 この日は、日本はもちろんの事、フランスでも沢山の集会が行われました。パリのトロカデロのシャイヨー宮広場ではパリ在住邦人有志により6時46分に黙祷を捧げ、犠牲者の方々への追悼を行い、復興への祈りと連帯の思いを伝える集会をしました。
 今後も必要となる、連帯の倫理を、外在的なルールとしてではなく、生命の深みに根ざした世界市民としての生き方を教育や意識啓発を通じて育んでいくことが大切だと思います。苦しんでいる人々と共に歩もうとする気風を常日頃から社会全体でたかめつつ、支えあいや助け合いの絆をどのように積み上げていくかを、私たち保育士は、身近なところで子どもと一緒に考え、行動し、子どもの命の中から力を引き出し、子どもの命の中に刻んでいくことを目指し実践しています。「コップがなくなった~」と悲しんでいるお友達に、「わたし しらない」「ぼく しらない」ではなく、「みんなで いっしょに さがそう!」「たべるものでないから、かならず、どこかにあるよ!」と言って、皆で一緒に探し見つけ出す。そんな時、悲しんでいた子と同じように、探した皆の子の心の中にも喜びと満足を見いだす事ができます。喜びや悲しみを分かち合い、共に支えあう中で「自他共の幸福」を体験しています。
 福島の原発事故は、スリーマイル島での事故、チェルノブイリでの事故に続いて、深刻な被害をもたらす事故となりました。同じ地球で暮らす以上は無関係ではありません。原子力事故は、地球に住む人間の健康と環境に直接の脅威を及ぼし、国境はありません。当園にも日本から避難してこられた子がいます。避難できない子どもたちは守られているのでしょうか。この放射性事故発生に伴い、原子炉を廃炉にする呼びかけ、さらに軍事的必要性の論理を打ち破り核兵器を廃絶にする呼びかけを進めていきたいと思います。私たちは幸福になるために生まれてきたのですから。

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