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他者のための善行

 6月17日の日曜日は、パリ日本人保育園幼稚園の運動会です。園児たちは自分のクラスのダンスを練習し終えると、同じ場所で練習している別のクラスのダンスを見て、拍手して、覚えてしまいます。
 一列に並んで行進の練習をしてもなかなか前に進んで行ってくれない子がいます。後にいる子は、「まえにいくんだよ」と、優しく言いながら両手で、前に進んで行ってくれないお友達の背中を押してあげています。それぞれのクラスのお友達のなかには最高12ヶ月の開きがあります。クラスの中で月齢の高い子は、本当に良く月齢の低い子を励ましてあげています。無力感や無気力に襲われているお友達に、「さいしょはできないんだよ やっていくと できるんだよ」、「やればできるよ」と励まし、「Rは さいしょは ないたんだよ さいしょは できなかったんだよ」と“自分もかつては出来なかった”という体験を話してあげていました。
 決して目立つわけではありませんが、お友達を励ましていくという、他者のために善行を積み重ねていくうちに、だんだんと長い時間をかけて「将来の自分は必ず良くなる」と、心の底から確信できる楽観主義的な人格が形成されていきます。困難にぶつかった時、「やればできる 必ず良くなる」という生きる姿勢、内面が前向きに動いていくようになります。
 今までの心理学では、環境が子どもに与える影響ばかりに注目を集め、内面に光を当てる研究が遅れていました。子どもたちは元気ではつらつとしていて、主体的に環境に働きかけられるのが本来の姿です。確かに幼児期の子育てのあり方は子どもにとって重要です。しかし幼児期の子育てでそのこの人生が決まるわけではありません。子どもだけではなく、人間は何歳になっても一瞬で変われる力を秘めています。映画「ライムライト」でチャップリンは、「宇宙に漲る力は、地球を動かし木を育てる。それは、君自身の中にある力と同じだ。その力を使う、勇気と意思をもつんだ!」と。あらゆる問題を解決する力は、全て内面、自分の心の中にあることを彼は指摘しています。
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