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母の魂

 「先生、私が日本に行っている間、Aを主人の実家に預けたのですが、おばあちゃん曰く『Aは、{しんだあとはどうなるの、しぬってどういうことなの}って 、死について何度も聞くんですよ』と言われますので、Aを病院に連れ精神科医に診てもらおうと思うのですがどうでしょうか」と、Aちゃんのお母様から尋ねられました。
 6歳のAちゃんとしばらくお話をしていると「おかあさんが いなかったので こわかった ずっと いなかった」と、話してくださいました。「Aちゃん、お母さんは日本から帰ってきたのよね、お母さんはいつもAちゃんの側にいてくださっていますよね、日本にいるときでもお母さんは、Aちゃんの事をいつも思ってくださっていたのよ、そうですよね、お母さん」と話し、促すと、お母様も「そうよ、Aの事、いつも思っていたのよ」と、我が子を抱きしめました。 
 母の魂は偉大です。大きすぎるほど広き心を持ってわが子を守ります。母の帰りを待つ子の姿のように、子の帰るのを待つ母の姿があります。母は黙々と計り知れない八方を気遣いながら、私たちを育んでくださいました。この世で尊敬する人、それは母に勝る人はいないでしょう。
 3・11で母を亡くした子。母のいない子は淋しそうに思われますが、母の恩を忘れず、希望をもって、けなげに生き抜く子どもの心の中に、母はいるはずです。生きているはずです。明るい空ではよく見えませんでしたが、漆黒の闇に浮かび出る名月、それは寂しく苦しい時にこそ、自分を育て支えてくださった魂の存在に気付けることを教えてくれているようですね。
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