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ちゅうりっぷの花開く春

 今年の初雪が6日の夜中から舞い降りてきました。いつもの景色は雪化粧をし新鮮で凛としていました。園の中庭においたプランターを見ると雪は溶けて地肌が見えていました。
 二週間前に園児たちはこのプランターにちゅうりっぷの球根を埋めたのです。Dちゃんが「ちっちゃ〜い たまねぎ!」と綻んだお顔をして言いながら埋め終わると、Sちゃんが「あした きいろの おはなさくの」と笑顔で話されました。 Eちゃんは「あかのちゅうりっぷ さくのよ」と言うと、Yちゃんは「いまはさいていないから どんなはなか わからないよ」と話し、Iちゃんも「そうだよ はるになったら わかるんだよ」と説明されていました。ちゅうりっぷの球根は冬を越し、春になると花を咲かせるという事を子どもたちは知っています。冬の次は秋になることなく、必ず春になる事を経験から身をもって知っているのです。
 震災から1年9ヶ月、津波ですべてを失った灰色の街で、いつ花が咲いたのかわからないような無我夢中の毎日、「どうなっちゃうんだろう」と将来に不安を持ち、心が折れてしまいそうな“冬”を過ごされている被災された方たちは、冬の後に“春”がくる事を信じることができるでしょうか。
  押しつぶされそうな心とか、あきらめてしまいそうな心を乗り越えていけるよう、寄り添い、励まし支える存在がいてこそ、“冬は必ず春となる”ことを信ずることができるのです。悲しい思いをした分だけ、人は生きる歓びを知ります。つらくて苦しくて流した涙は、やがて心に虹をかけてくれます。子どもたちの健やかな未来のために、生きゆく価値を証明するために天空の青空を見ながら、新しい太陽に照らされながら、“冬は必ず春となる”を信じながら、それぞれが決めた人生の道を精いっぱい共々に進んでいきましょう。
 


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