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3月11日

 3月11日、東日本大震災から2年が経ちました。9日の土曜日にはデファンスで原子炉反対の行動がありました。園児の中には原子炉から出る放射線から逃れパリに来られた子もいます。パリ日本人保育園幼稚園の職員はじめ園児は甚大な被害をもたらしたこの大震災を教訓として我が身に引き当てて活動をしています。
 「地震です!」「火事です!」という避難訓練は毎月行ないます。給食の時、「お父さん、お母さん、農家の方々頂きます」とご挨拶をし、一粒も残さないように指導しています。戦時中、食事を与えられないで、死んでいく象さんの本を読み「どうして」と疑問を持つ年長さんには、東日本大震災が起こった時、被災者はおむすび1個がその日の食料で、親は自分で食べないでお腹をすかしている我が子に食べさせてあげた事を話し、人間の命の尊さはかけがえのない代替不可能な物である事を理解していただきました。ノートをはじめお道具の使い方に付いても「もったいない」が理解でき、「もったいない」が身に付いた子ども達です。
 パリという安全地帯にいては分からない、 観念論や理想論、理屈は全然通用しない刻々と変化していく現場をテレビ、新聞で見聞してきました。被災者のお一人お一人が人生の復興、心の復興を成し遂げられるように励ましの社会を築いていくお手伝いをします。目の前の一人を励まし、目下の一つの課題を一緒に解決していけばそこから次の課題の活路が開かれ、希望を見いだし、一歩前に進んでいく事が出来ると思います。
 東北地方の大学での意識調査では、他者と苦楽を共にしようとする意志、共に生きようと願う人々の絆は日本社会、特に若者の間で芽生えているとの事。マイナスでしかないように思われる東日本大震災を自分の人生を荘厳する糧にまで昇華できる人間の強さ、人間の可能性を見聞し感涙しています。

 
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