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冒険に共戦


 津波で泥に埋まった書店で「教科書だけはなんとしても」と奔走した店主。「あ! お店が開いている」と、子どもたちの輝く顔。震災復興への日々のなか、本も被災地では生活必需品でした。一年半以上たっても心の整理はつかない、時間が止まってしまったような風景がどこまでも広がっている、その中で鮮やかな花をつけるコスモスが秋の訪れを告げています。大人たちは“自分が頑張る姿”で、自分の子どもに対するメッセージ、未来に対するメッセージを送り続けています。
 子どもたちの胸中には今だ開拓されていない豊穣な精神の大地があります。無尽蔵にして持続可能な生命のエネルギーが眠っています。その内なる生命の宝蔵を開け放っていく壮大な冒険に大人たちは挑戦しているのです。私たちも一冊一冊の本を持ってその冒険に共戦していきたいと思います。
 読み聞かせは、子どもたちが夢見る本の世界の扉を、優しく開きます。「ずーっと ずっと だいすきだよ」という物語を、まず先生が読み 次に皆で読み、一人一人が読み、最後に子どもたちはノートに書き写しました。主人公の少年と愛犬が共に成長し、やがて分かれの時を迎えます。彼が愛犬に毎晩「ずーっと ずっと だいすきだよ」と、語りかけるのが大変印象的で、命の尊さを優しく教えてくれた作品でした。
 「あの一冊がなければ、本を好きになってはいないでしょう」とか「人生を豊かにしてくれたこの一冊」という経験をお持ちのご父母様もおられる事でしょう。壮大な古代史の教訓、絶望の底からの言葉など、言葉には、誰かを守り、誰かに伝え、そして人がつながり合うために必要な「力」がありますね。読書の秋です。子どもと一緒に冒険の旅に出かけてみませんか。
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