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発見の旅

 仏国の現地校では9月の新学期より幼稚園、小学校は週4日から週4日半の活動が始まりました。水曜日の一日休みがなくなり半日授業をすることになったのです。当園の二重国籍を持つ園児たちの中には、現地校での午前中の活動を終えてから登園されるお子様、当園で午前中の活動を終えてから現地校の午後の活動に参加されるお子様、当園に在籍している証明書を現地校に提出して朝から当園で活動されるお子様等、水曜日の新しいリズムに慣れるまで、お子様はじめご父母様もご苦労される事と思います。
 二重国籍のお子様の大多数は、水曜日の15時30分から日本語の授業を受けます。授業中はトイレに行けないので授業前に必ずトイレに行っておきます。講師の先生が「これから日本語の授業を始めます。」とご挨拶をされますと、子ども達は「おねがいします」と受け、お席に座ります。授業中 Mちゃんが「かけな〜い」と悲しそうに小さな声で言うと、隣のYちゃんが「せんせいの おはなしを きいていないと かけなくなるんだよ」「Yも かけなかったけど れんしゅうしたら かけるようになったんだよ」「Mちゃんも れんしゅうすれば かけるよ」と、そして「じぶんの あたまで かんがえるんだよ」と、Mちゃんに励ましていました。
 自転車乗りの練習の時、諦めないで続けているとある瞬間から体がバランスを覚え乗れるようになった経験をお持ちだと思います。お家でのご協力があった事と思いますが、Yちゃんは「せんせい これ かいたよ」とノートを見せて下さいました。それまでは点線の字の上をなぞっていたのですが点線がないのです。「すごいわね〜」と驚き褒めると「せんせい Y かけるんだよ!」と努力した充実の表情で話して下さいました。それ以降、すべての分野でYちゃんの能力の芽が吹き出しました。疲れにも負けず、粘り強く努力してきた結果、自分は出来るんだという事を発見したのです。
 努力を続けていくその中で自分自身の能力が開花していきます。子ども達は扉を開き続け、自分の可能性を発見し続ける勇気ある旅をしています。未来に生きゆく子ども達の為に、子ども達の未来が犠牲にされることのないよう、冷静な眼をしっかりと見ひらいて保育をしていかねばならない責任と使命を肝に命じています。

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