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創造する力

 体に栄養が必要なように、心には文化の滋養が不可欠です。人間が人間として人間らしく生きていくために無くてはならない魂が文化です。互いの違いを理解し、思いやり、人間性の醸成に欠かせない情緒の多様性を育むため、11月は読書感想発表を活動に取り入れています。
 Yちゃんは「らいねんは いちねんせいになるので 『いちねんせい』のほんをかります!」と。年長組の子ども達は『ぶんぶくちゃがま』、『ゆきごんのおくりもの』、『ほしのひかったよる』、『こどもときたかぜ』等々 借りていきます。そして、毎週の木曜日に読書感想発表をします。
 『かぐやひめ』を読んだSちゃんは、「つきにいったら ぜったいに かえれないから かぐやひめになるのは やめた。パパとママとあえないし ようちえんにいけないと ともだちと あえなくなるから」と、粗筋を話した後に自分の考えを話して下さいました。すると、Rちゃんが「つきにいってもいいよ つきにいったら ほんとうに うさぎがいるかもよ おもちを たべさせてくれるよ けいたいでんわをもって おとうさんやおかあさんと はなしできるし」と話すと、Hちゃんが「いやだよ おとうさんと おかあさんのところがいい!つきにいくの いやだ!」と悲しそうに真剣に訴えました。収束が見えない話し合いの中で、知識や情報を習得しながら、皆が十分に納得できる “答え”を見いだしホッとする時、なにものにも替え難い喜び、安心にかわっていきました。
 読書は創造する力を成長させます。自分なりに創造したことを発表し、話し合うことは、自分の中に“他者の視点”を醸成することにつながります。こうして育まれる豊かな情緒は、やがて、他者への心遣い、優しさとなって現れてくることと思います。

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