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手塩にかける

 裏庭のプランターに一学期に植えたトマトの苗が大きく成長しました。青い実は早くからついていたのですが、なかなか赤くなってくれなかったトマトさん、9月半ばに青みがかったオレンジ色になり末頃には赤くなって子どもたちを喜ばせてくれました。
赤くなった実を子どもたちは大事にもぎ取り、給食に出していただきました。子どもたちは「おいしい~!」と言うのですが「どういう風においしいと思いますか」と尋ね、具体的に「あまい」とか、「すっぱい」とか、「かたい」とか、「やわらかい」とか、という風に提案しますと「あまい!」と、おいしさの中身を発表してくださいました。
 9月から現地校の小学1年生になった子どもたちも1学期に幼稚園児と一緒にトマトの苗を植えたのです。その子たちにも土曜日のお弁当の時間に召し上がっていただきました。「噛んだときに出てくるお汁が甘い」とか、「噛むときに、“ぐしゃ”じゃなくって 何度も噛んだ 甘かった」と。担当の先生は「子どもたちの手塩にかけて育てた真心がとても甘くおいしかったです」と話してくださいました。
 東日本大震災の津波で、浸水した水田に真水をため、耕して排水する除塩作業を終え、ようやく作付けにこぎ着け、今、収穫期を迎え稲刈が始められています。農家が手塩にかけて作った“お米”、今年は特に色々な思いの“おいしさ”を感じる事でしょう。
 その一方で、食べ物はもちろんの事モノを作ることもできなくなった原発事故での汚染区域では、今、校庭の表土を防水シートを敷き詰めた穴に埋める除染作業が本格化しています。公共施設や道路から着手し、続いて住宅に移るそうです。これから益々厳しくなる環境の中で汚染区域に居る人の身の置き所はどこでしょうか、この区域の子どもたちの居場所はどこでしょうか。この子たちが大人になったとき、きちんと向き合う事ができるよう、“未来からの使者”を手塩にかけて安心、安全に守っていかなければなりませんね。     
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