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共生

 一個10キロほどのかぼちゃ2個を皆で八百屋さんに買いに行きました。大きなかぼちゃを囲んで子どもたちは八百屋のおじさんと一緒にお写真を撮りました。
 クッキングの時間になりました。かぼちゃのポタージュを作ります。日本製の柳包丁で先生が子どもたちの「よいしょ!よいしょ!」の掛け声とともに力をこめて踏ん張り、かぼちゃの真ん中を横に切り開くと「メロンのにおいがする」「いいにおい!」とか言いながら、子どもたちは花形の中に種と綿をもったオレンジ色のかぼちゃを驚くように見つめていました。子どもたちは、ぬるぬるの綿や種を取り除き、小さく刻んでぐつぐつと煮て、ミキサーにかけてどろどろにして、だしを入れてゆっくりと煮ました。そして最後に生クリームを入れてポタージュは出来上がりました。
 Mちゃんは「おいしい~」とニコニコしながら召し上がってくださいました。Fちゃんはスプーンに少しすくいいれ、なめるようにして味見すると「おいしい!」と言ってくださいました。Kちゃんは「あま~い、たべた!」と言いながら空になったお椀を先生にお見せしていました。Tちゃんは頂くのに大慌てして、こぼしてしまいました。すぐにお着替えをしてポタージュの付いた上着を洗ったのですがなかなかかぼちゃの色は落ちてくれませんでした。
 翌日のMちゃんの連絡帳には「うちの子はかぼちゃは嫌いなので食べないのですがポタージュは食べられたのですね、『みんなでつくったのでおいしかった』と話してくれました」と。数人の連絡帳には「家でも『つくってほしい』と言うので作りました」と書いてくださっていました。
 子どもたちは、自分たちでかぼちゃを買いに行き、自分たちで幼稚園まで運び、料理しながら変身していくかぼちゃと一緒に生きました。一緒に過ごしましたので愛着が芽生え「きらい!」「たべない!」ではなく「おいしい!」「すき~!」になっていったのでしょうね。この「共生」は、嫌いな食品を好きになっていただく一つの方法ですが、人間の生き方全てに通じるキーワードだと思います。

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